市民協の第9回トップマネジメントセミナーが終了してちょっと肩の荷が軽くなったような・・・。6月15日付けのFAX通信(ホームページにも転載)に書きましたが、今後私たちはあらゆる活動を円滑に進めるために、地域に根ざし、かつ適合したシステムを創り続けなければならないのではないかと思っています。新しいシステムは行政が体系的に創り、私たちは各論で修正要求していればよかった時代の終焉は近く、地域の運営協議会のような場を通じて創造に関わる時代になろうとしているのではないでしょうか。市民協主催のセミナーに本省の課長が足を運び、議論に参加してくださったのも行政組織がこのような流れを積極的に推進していこうとしている証左だとも考えています。
このブログでは余り話題が偏らないようにと思っていますが、当面タイトルに掲げた駐禁問題の解決を急ごうと今回も取り上げます。
今朝(6月21日)の読売新聞「新 駐車違反取り締まり」という連載囲みでは「ふきのとう」「すずらんの会」の会員2団体が取材対象になっています。記事全体の論調は、解決の出口は遠く、私たちが苦々しく思っているというものです。一方市民協には「ふきのとう」の平野代表から名古屋で先行例があるらしいという情報がもたらされました。「たすけあい名古屋」からいただいたFAXによる情報の核心部分は次の通りです。
介護保険関連車輌の駐車許可の取扱い(愛知県健康福祉局介護保険指定指導グループ作成の資料による)
これまで駐車許可対象事業とされていた介護給付に関わる事業
・訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、通所介護、通所リハビリテーション、居宅介護支援
平成18年6月1日以降駐車許可対象事業に加えられた新たな区分
・介護予防(介護予防訪問介護、介護予防訪問入浴介護、介護予防訪問看護、介護予防訪問リハビリテーション、介護予防居宅療養管理指導、介護予防通所介護、介護予防通所リハビリテーション、介護予防支援)
・地域密着型(介護予防)(夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、介護予防認知症対応型通所介護、介護予防小規模多機能型居宅介護)
・市町村特別給付(配食サービス)
「ふきのとう」が愛知県にあれば、何の懸念もなく活動ができるということでしょうか。(「たすけあい名古屋」の渡部代表にご助言いただきながら検証してみたいと思っています。)
「神奈川腎友会」メンバーの透析患者を移送していた持ち込み車輌が駐車違反に問われた実例情報があります。この件は愛知県では救われるのでしょうか。これも検討してみようと思います。
駐禁問題については今回このぐらいにさせていただいて、セミナー終了後、会員団体からいただいたFAXを紹介させていただきます。
・道路運送法一部改正に関連して(「ぬくもり福祉会たんぽぽ」)
今回の道路運送法一部改正に係わる市民協の役割については、大変大きなものがあったと思います。5/10、11国会への請願、陳情、委員会の傍聴など大きな力となり、組織として、大きな力を発揮したものと思い、改めて敬意と感謝を申しあげます。
今回の研修等で地域によって、市町村の取り組む姿勢に、大きな温度差があることを痛感いたしました。
これらの観点から法整備ができたことは、大きな進歩であり、市民協のご尽力に心から感謝を申しあげます。
また、今回の研修に、国土交通省の担当課長を講師に呼ばれたこと自体も、大変意義あることで、市民協の皆さんの果たす役割の重さを痛感いたしました。(後略)
(福原 秀一)
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