市民協埼玉主催の「介護たすけあいフォーラム」in埼玉パート?が2月17日埼玉県民活動センターで実施された。
いま、何が起きているのか介護保険 ―ボランティア・NPOの課題―と題して、
第一部では
「改正介護保険制度におけるボランティアの役割」と題して、埼玉県福祉部介護保険課主幹の豊田 俊明 様に講演をいただきました。
埼玉県の介護保険実施状況や制度改正後の介護サービスの種類、予防重視型システムへの転換、総合的な介護予防のイメージ、要援護高齢者等支援ネットワーク概念図、また県独自のアクティブライフ支援隊の養成研修の実施やシニアボランティアの促進案などを交えながら、最後に福祉ボランティア、福祉NPOの課題と介護保険をめぐるNPOの課題を講演しました。
第二部では、
「見えてきたボランティア・NPOの課題」と題して、コーディネータにNPO法人市民福祉団体全国協議会専務理事 田中 尚輝 様、パネラーに日本経済新聞記者 浅川 澄一 様、市民福祉情報オフィス・ハスカップ代表 小竹 雅子 様、NPO法人きらりびとみやしろ代表 井上 恵美 様の4氏によるパネルディスカッションをいただきました。
最初に改正介護保険の現状はどうなっているかを、実際の現場から、実態調査から、記者の目から、夫々討論いただき、次にボランティア・NPOはどう対応すればよいか等、夫々の立場から討論しました。
ボランティア・NPOはただ、ただ困っている人を助けていれば良いだけではすまない、現状の矛盾点をしっかり捉える必要がある。
一方制度の矛盾を突破するゲリラ的活動もボランティア・NPOなら出来るのではないか等討論され、今後ある次なる介護保険制度の見直しも視野に入れながら、国の役割、ボランティア・NPOの役割など、みんなでネットワークを広げて、実践・提言することが必要になる。などの議論があり、参加者からはタイムリーな課題で参考になったとの声をがきかれました。
参加者は全体で50名でした。(市民協埼玉 代表永末厚二)
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