2009.4.1
先日、会員のサチさんとお花見に出かけました。
10年前に、閉じ込め症候群
(脳梗塞「ロックドインシンドローム」)で倒れて
以来ご自宅で寝たきりの方ですが、
医師から90%ムリと言われた食事ができるようになり、
ベッドで読書し映画を見るようになり、
パソコンを打つようになり、字を書くようになり、
声を出す練習をして、この春、車いすに乗る練習をして、
ほぼ10年ぶりに家から外にでられたのでした。
ご本人の了解を得てご本人の日記と写真をご紹介します。
サチさんは、
すべて「あきらめたらおわり」と言われます。
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サチさんの「つれづれ日記」
2008年3月26日(木)
家の近所の桜を見に車椅子で散歩させてもらいました。
訪問看護師さんとNPOあいの会の方に連れていっていただきました。
本当に有り難いことに、たくさんの方々にお世話になり
無事に散歩をさせていただきました。
私用での外出は初めてで外に出るのは8年ぶりでした。
外の日差しはとても眩しくて風は爽快で空気は澄んでいておいしくて、
生活のにおいがして、草木の色も鮮やかで鳥の声まで違って聞こえました。
特に皿倉山のせまってくる壮大さに改めて感動しました。
立ち寄った先の方も親切で丁寧に対応して下さり、とても嬉しかったです。
何もかも有難い1日でした。
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