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アレルギー支援ネットワーク の仲間たちの日記

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2011年10月17日

アレルギー大学上級講座に参加して

10月2日(日)アレルギー大学講座に参加して

10月2日(日)アレルギー大学の講座に参加させて頂きました。講義は午前・午後の2回行われ、午前中の内容は『ぜん息など疾患別のアレルギー対策』でした。講師は小児アレルギー専門医の寺田先生で、概要としては、ぜん息、アレルギー性鼻炎の発症メカニズムから治療、対処、予防方法を中心にについて解説されたものでした。上級講座ということで内容が理解できるか不安はありましたが、理論に基づく説明はもちろん、具体的な症状、症例などを用い、非常にわかりやすい内容となっておりました。
ぜん息を診断する際にはいくつか考慮すべき点があり、単に咳が出るからぜん息なのではなく、「夜間に強い咳が認められる」、「風邪を引くと咳が長引き、回復に10日以上かかる」などの症状があるそうです。
ぜん息の治療に関しては「体力づくり」、「薬物療法」、「環境整備」の3本柱があり、特に薬物療法では発作のときに使う薬、予防に使う薬など、用途によって様々な薬があるとのことでした。
また、クリニックにおける「アレルギー科」の標榜は誰にでもでき、専門医が必ずしも掲げているわけではないそうです。しっかりとした病院選び、治療を行うためにも、まずは自分自身が正しい知識を身につけることが大切であると感じました。
午後の講義は、『アトピー性皮膚炎と園・学校での対応』についてでした。講師は皮膚科専門医の矢上先生で、概要としては、アトピー性皮膚炎の病態、病因、治療法、その他必要な知識について解説されたものでした。
アトピー性皮膚炎の病態には「遺伝的側面」、「アレルギー的側面」、「非アレルギー的側面」があり、一卵性双生児でも遺伝する確立は7割程度で、約3割は遺伝しないとのことでした。私自身、親がアトピー性皮膚炎であれば子供にも必ず遺伝するものであると思っていましたが、間違った認識であるとわかりました。
また、症状があるうちは外用薬を使用していたが、皮膚がよくなったら外用をやめる患者さんが少なくないそうですが、アトピー性皮膚炎においては乾燥を防ぐことが必要で、予防目的で保湿剤などのスキンケアを行うことが大切とのことでした。
講座全体を通して、アレルギーに携わるためには、正しく幅広い知識が必要であると感じました。知識が無いとアレルギーの子供の気持ちを理解できず、理解がないと子供に大きな傷をつけてしまうのではないかと率直に思いました。アレルギー大学はそういったものを養う大切な場所であると感じました。


 愛知県職員研修生 K

  • 愛知県職員研修生 さんの日記
  • (子ども)-(愛知県職員研修生Kさんの日記)
  • at 10時27分

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