7月12日(金)あいち小児保健医療総合センターで開催された「アナフィラキシー対応とエピペンの使用」講習会に参加させていただきました。
講習会は、教育や保育の現場ではアナフィラキシーのリスクを持った子供たちへの対応が大きな課題となっているため、教育や保育関係の先生や救急救命士の方たちを対象として、アナフィラキシー症状の見方、緊急性の判断の仕方、症状への対応方法、エピペンを使用する判断ポイント、実際にエピペンを使用した事例の紹介、アナフィラキシーを防ぐための注意事項、エピペントレーナーを用いた実技演習といった内容で行われました。あいち小児保健医療総合センターのアレルギー科の先生が知識のない人にでも分かるように、とても丁寧に分かりやすく2時間にわたって講義してくださり、参加していた教育や保育の現場で働く先生や保育士の方たちが熱心に聴いている様子がとても印象的でした。
私は現在、教育現場にかかわりながら仕事をしているのですが、今回の講習を聞くまで、「エピペン」というものを全く知りませんでした。恐らくですが、普段ともに仕事をしている先生たちは、子供たち個人のアレルギーに関することは把握しているため「エピペン」というものの存在は知っていると思いますが、実際にアナフィラキシー症状が出て、エピペンを使用するという状況になった場合、多くの先生が判断に戸惑い、困惑すると思います。今回の講習ではエピペンを使用する判断や使用方法について細かく教えてくださったため、実際にそういった状況に直面したとき、素早く的確な判断ができるようになる講義であったと思います。
最近では、教育現場やいたるところでAEDに関する講習会が普及してきましたが、エピペンに関してはここ数年で処方される件数が多くなってきたものであるため、まだまだ実際に使用する判断や方法について知らない先生が多いと思います。今後はこういった講習会を教育現場にAED講習のように普及させ、アレルギーを持つ子供にかかわる人はアナフィラキシー症状やエピペンに関する知識を持つことが必要だと感じました。
- 愛知県職員研修生 さんの日記
- (子ども)-(愛知県職員研修生Iさんの日記)
- at 17時07分
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