9月20日(金)西部地域交流センターやはぎかんで開催された、岡崎アレルギーの会に参加させていただきました。
会にいらした方々は、保育園にまだ行っていない小さなお子さんから、中学生の娘さんをもつお母さんたちでした。アレルギーの治療法は、昔とは随分と変わってきているそうです。アトピーの場合、昔はステロイドを拒否される方も多くいましたが、今ではステロイドを肌にたっぷりとぬって肌を守ることが主流だそうです。アトピーで肌が弱り、そこからダニや花粉や食べ物が入り、その他のアレルギーを引き起こすことがあるそうです。
生活で気をつけることもお話してくださいました。中でも印象的だったことは、寝具をきちんと洗わないと、ダニの巣窟になっているという話です。布団を丸洗いすればいいそうですが、自分で洗って中まで乾ききらないと、余計にダニが増えるそうです。ダニは汗やふけなどのえさと、湿度で増えるそうで、また、1カ月に1回卵をうむそうです。ベッドの場合だと、スプリングマットが洗えないので、余計にいけないそうです。この話を聴いたとき、自分にはアレルギーはありませんが、ぞっとしましたし、「知らない」ということにも恐怖を感じました。掃除機で吸い取るだけではダニの糞や死骸まですべては駆除できないそうです。ダニのアレルギーをもつ人にとっては、掃除機でいくら吸い取ってもアレルギーが緩和されないということがあり、困ってしまうと思います。知るということはとても大切なことであり、また、知ったことを多くの人に広報していくことも大切であると感じました。
災害対策の話も印象的でした。アレルギーの子どもをもつ家は、1週間生き延びられるだけの食糧を、自分で備蓄しなさいというものです。確かに、支援された食べ物が食べられないということは大いにありうる話です。自分の身は自分で守るという意味では、その考えはとても素晴らしいと思いますが、やはり、アレルギーをもつ人がいるという事実を万人が知り、その人たちのための食糧も確保分に考慮されていれば、そのようなことをしなくてよいのではとも考えてしまいます。知らないことが多すぎるので、今回の会に参加させていただいて、もっといろいろな人の立場を知っていきたいと思いました。
- 愛知県職員研修生 さんの日記
- (子ども)-(愛知県職員研修生Kさんの日記)
- at 10時51分
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