アレルギー支援ネットワーク の新着情報


アレルギー支援ネットワーク の仲間たちの日記

全員 › 日付順 › 2011年10月

2011年10月25日

10/8 アレルギー大学 に参加して

平成23年10月8日(土) 第6期アレルギー大学に参加して

 愛知県職員に採用され2年目になりますと、NPO法人さんにお邪魔して活動内容を直に体験させていただく現場体験研修があります。普段の県職員としての日常業務を行っているだけでは体験できないNPO法人さんの活動に触れることよって、今後の県行政により広い視点・柔軟性等を持ち帰ることが主な目的です。
 そんな経緯で10月6日(水)よりNPO法人アレルギー支援ネットワークさんにお邪魔しております愛知県職員Tと申します。拙い文章ですが、暫しお付き合いくださいませ。

 10月8日(土) 第6期アレルギー大学 上級調理実習に参加して
 (昭和生涯学習センターにて)

 午前中はまず高木講師による「食物アレルギー対応の献立作成」実習・講義、その後青木講師による「複雑なアレルゲンに対応した給食」をテーマにした調理実習でした。
高木講師による講義の主な内容としては、1回の食事におけるおかずの組み合わせの考え方(主食を最初に決め、それに合わせて副食、つけ合せ、汁物、場合によってはデザートというパターン化した流れで決めるなど)、アレルゲンを除去した場合に不足する栄養素を補う中での考え方、食物アレルギーの方を意識した食育指導の重要性(特に日常の学校教育の中において)でした。
青木講師による調理実習では、主食(ご飯料理として)「雑穀の炊き込みご飯(米・鶏肉・油揚げ、除去)」・主菜(カルシウム補給料理として)「グラタン(小麦・バター・牛乳・コンソメスープの素〈小麦・乳・牛肉・大豆使用〉、除去)」・おやつ「みたらし団子(大豆、除去)」の調理に取り組みました。私Tはちょっとバタバタしてしまって実際の調理されていく過程をしっかり体験することはできなかった(非常に後悔です。。。)のですが、調理室に充満する熱気や調理されている方々全員が非常に真剣な眼差しだったことはとても印象に残っています。
お昼過ぎほどで調理が終わり、私も(調理過程へのお手伝いがぜんぜん出来ていないにもかかわらず!)試食させて頂きました。「雑穀の炊き込みご飯」は雑穀がモチモチしており「いつもの炊き込みご飯」と思って食した私には新鮮な食感でした。モチモチした食感は個人的に好物なので、良い意味で意表を衝かれ何だか嬉しかったです。「グラタン」については、「本当に除去してあるの?」と思ってしまうほど美味しくてあっという間に食べてしまいました。私が普段食べるグラタンと言えばもっぱら冷凍食品のグラタンなのですが、やはりそれよりも数倍美味しかったです。余談ですが、「手作りって美味しいんだなぁ」と実感することが出来ました。「みたらし団子」は結果から言うと4本も食べさせて頂きました。白あん団子2本、タレ団子2本です。前者については、ひよこ豆を使用して作った“白あん”がまろやかな甘さで、全然くどくなかったので非常に食べやすかったです。後者についてもてんさい糖・タピオカ粉などを混ぜ合わせて作った“タレ”は“白あん”とは逆にハチミツのような甘さで非常に美味しかったです。上手い具合に“白あん”と“タレ”で甘さのバランスが良かったです。そして、お腹いっぱいになりました。
午後からは、全員で自己紹介、高木講師による午前中の「食物アレルギー対応の献立作成」実習の講評、参加してみえる方のそれぞれの職場におけるアレルギー対応等の事例発表研究、それについての全体での議論がありました。
自己紹介では、参加してみえる多くの方が栄養士さんや調理師さんであり、それぞれの職場においてアレルギーへの対応に取り組むために参加されているとのことでした。
高木講師による講評の概要としては、卵のみ食物アレルギーの方にとって大豆は食べても問題がないというように、過度にアレルゲンの除去に注意を払うのではなく、冷静に除去を考え実行していくことが肝要であるということでした。
事例発表研究ではそれぞれの職場において取り組んでいる内容、その経過報告または結果を全体で認識し、質疑応答をしながら議論を深めていきました(個人情報等ありますので詳しくは割愛します)。多くの方が積極的に発言されまして、そのたびに聞いている私は新しく知ったことばかりで、本当に密度の濃い時間でした。この議論の中で、主に浮かび上がってきたテーマとして、「アレルギー大学に参加してみえる方は真剣にアレルギーについて考え取り組んでいるだけど、それを各自の職場等に持ち帰ったときにアレルギー大学に参加していない多くの人間に対して、いかにしてそのままアレルギーについての意識を浸透させていけるか」、というようなことが一つありました。非常に難しく、しかし重要なテーマだと思います。同時にこういったアレルギー大学の活動がそのテーマを成す上で大きな基礎になっていると思い、その重要性を認識させていただきました。
今回の調理実習に参加させていただいて、アレルギーに対していかに私が無知であったかを思い知らされました。また直にさまざまな悩みや苦労などの事例を聞かせていただき、少なからず衝撃を受けました。私が今回参加させていただいて得たこれらの生の体験による感想・知識は、今後の私自身の身の振る舞いに大いに生かして生きたいと思います。
こういった機会を得られたことに非常に感謝しています。諸々ご迷惑をおかけしたと思いますが、本当にありがとうございました。

(長文にお付き合いいただきありがとうございました!)

  • 愛知県職員研修生 さんの日記
  • (子ども)-(愛知県職員研修生Tさんの日記)
  • at 11時24分

税制 改革| 設定 譲渡| 医療 基金| 控除 特別| 財産 相続| 資産 中小企業| 住宅 増改築| 所得税 還付| 納税 変動 連結 納税| 会社設立| 住宅贈与| M&A| 期限後申告| 事業承継| グループ法人| 医療法人設立|