10月28日から新たに現場体験研修でこちらにお世話になっております愛知県職員2年目のTと申します。
10月30日、昭和生涯学習センターで行われたアレルギー大学(研究実践講座・研究実習)にお邪魔させて頂きました。
講座は、今年度の総まとめとして5名の受講生の方々が自らアレルギーに関する代替食品を提案し、「レシピ提案にいたった想い」「ねらい」「材料」「作り方の手順」等の発表を行った後、それらを実際に受講生全員が中心となって作り、試食して意見を出し合うというものでした。
私自身、恥ずかしながらアレルギーに関する知識は多くはなく、卵や小麦粉等を除去した食べ物を見たり聞いたりすることはあったものの、実際に代替食材で調理するという経験はなかったため、調理には参加せず記録として写真を撮りながらではありましたが間近で見ることができてとても勉強になりました。当日、一日を通して作成されたものは「卵焼き」「お好み焼き」「ドーナツ」「マフィン」で、試食させて頂きましたが調理過程を見てきたもののどれも卵や小麦粉等を使用しているかのようなできあがりで純粋に驚きました。また、下準備等がされていたもののどれもあっという間にできてしまった印象でした。実際のものよりも手軽にできたり、野菜っぽさを感じなかったり、アレルギーに関係なく野菜嫌いな子どもや忙しい家庭に対しても非常に有効なレシピだと感じました。
試食後のディスカッションでは、愛知だけではなく東海や関東地方からも保護者、保育園等の給食関係者、食品関係会社の方など様々な立場の方がそれぞれの経験や想い参加されており、尽きることのない話し合いが行われ非常に胸を打たれました。なかでも、参加者自身が食物アレルギーという方から「代替食品しか食べたことがないから、皆さんの意見はとても参考になる。」というお話を聞いて、冷静に考えればごく当然のことですがその当たり前のことを改めて考えさせられました。その方は、自分のレシピのアイディアをノートにまとめており、他の参加者が見てもとても面白いアイディアが詰まっており、些細な思いつきや発見をいつでもまとめるというその姿勢に感動しました。インターネットを用いてそのレシピは公表しているものもあるということでしたが、同年代でそういった取り組みをされているという方と出会うことができて、それだけでも大変貴重な経験となり刺激になりました。
本当に受講生の方々は、どなたも熱心な想いで参加されており、そういった姿勢を大切にして今後も地域で支えながらもっと広く知らしめていく必要性を感じました。そして、このアレルギー大学の存在価値が非常に大きいことを感じました。(愛知県職員研修生T)
- 愛知県職員研修生 さんの日記
- (子ども)-(愛知県職員研修生Tさんの日記)
- at 17時18分
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