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アレルギー支援ネットワーク の仲間たちの日記

愛知県職員研修生 › 日付順 › 2013年08月

2013年08月16日

「守山アレルギーの会」に参加して

愛知県職員採用2年目研修として、アレルギー支援ネットワークさんに一週間お世話になり、通常業務とはひと味もふた味も違った体験をさせていただきました。
研修の中で、8月1日(木)にアクロス小幡で開催された「守山アレルギーの会」にお邪魔いたしました。当日は10名のお母さんと、8名の元気なお子さんがご参加。
 今回の会では、「防災」をテーマに、防災士の松本洋美先生にご講義いただきました。アレルギーの観点から見た防災対策及び、ハザードマップの見方、避難場所・方法の確認、災害時に向けた備え、三角巾・新聞紙の使い方、救命措置など防災についての基礎知識など、盛りだくさんの内容で、2時間があっと言う間に過ぎてしまいました。
 私たち県職員は、災害時には全職員が防災職員として、災害支援を行うことと定められています。年に何度か、防災訓練研修(一部は各市町村職員と一緒に行います)なるものがありますが、正直なところ、これまでアレルギーの観点から災害について考えたことはありませんでした。
 講義の中で、アレルギーっ子は、配給される備蓄食糧や炊き出しも、食べられないものが多く(一番最初に配られるのが牛乳とパンだったりすると、乳アレルギー、小麦アレルギーの子はアウト…!!)、その一方で、避難場所でアレルギー対応食が備蓄されていることはほとんどないとお聞きしました(やはり…)。受講されていた親御さんの中には、アレルギー対応食を用意、家族やかかりつけ医の連絡先をリュックに記載など、しっかりと対策を練られている方もいらっしゃいましたが、何があるかが分からないのが災害。万一のときに、どう公がカバーしていくのか、県はじめ各自治体がもっと真剣に、アレルギーのことを学んで、対策していかなくてはいけないと感じました(西尾市などアレルギー対策に力を入れている自治体もあるそうです!)。
そういった中で、公の足りない部分を、「アレルギーっ子の命を、生活を、守らなければ!」という共通の強い信念のもとで、アレルギー支援ネットワークさんがサポートしてくださっていることが、たった一週間でしたが、身に染みて分かりました。今回は防災に関する講義のレポートですが、他にもエピペンの講習会や、調理師さんのグループ勉強会へも参加させていただき、みなさんの熱い、生の声を聞くことができ、大変勉強になりました。
 昨年の12月に、調布市で食物アレルギーっ子の死亡事故があってから、アレルギーに対する認識も徐々に広まりつつあると先生がおっしゃっていましたが、アレルギーっ子の周りの方々や、一部の医療・教育・調理従事者、支援者の方々だけの認識にまだまだ留まっているように思います。ほんの一職員の私ではありますが、この研修の中で少しアレルギーに対する知識が深まりました。こういった一歩一歩が、徐々に広がっていけば良いなと思います。本当に、ありがとうございました。

  • 愛知県職員研修生 さんの日記
  • (子ども)-(愛知県職員研修生Kさんの日記)
  • at 10時08分

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