今年4月から介護保険制度の更なる改訂を受け、訪問現場は混乱。もっとも困っているのは事業者よりも当事者である利用者だと思われる。今回の改訂の目玉は予防介護にあるが、超高齢者をめぐっていまさら予防介護もないだろう。言われるまでもなく一人暮らし、あるいは高齢者世帯のみにあって介護保険制度だけでは生活しきれず、必死にがんばっておられるのが現状である。
やっと4ヶ月が経ち、地域包括支援センターの機能も順調にすべりだしたかの如く、不安や混乱の一色だった感も一見落ち着いたかに映るが、おそらく利用者もホームヘルパーも事業所もそしてケアマネージャーたちも無力感を抱きつつ現実に対応しているのみか…。
◇介護サービス情報の公表の義務化
◇ホームヘルパーの資格義務化
◇特定事業所の加算減算制度の導入
取り組む課題は山積している。
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