足立区が団塊シニアに絞ってのNPOを紹介し、参加を促進するセミナーに出席しました。そこにパネラーとして出席したNPOのリーダーから、失敗したこと、団塊の世代の男女の問題点について、つぎのような話を聞きました。
【Ａさん＝男性】いろんな失敗をしている。事業の主たるものは、パソコン教室だが、個人情報保護に違反し、先生になっている者120名が資格停止になったり、テキストのコピーについて著作権違反を問われたり、お礼にビール券を配ったことが倫理条例違反になったりしました。NPOだからという甘えは許されないのです。
【Ｂさん＝女性】NPOには女性が多いのです。なかなか優秀なのだが、専業主婦の場合には家庭では自分の天下なので、社会性が養われていない場合が目立つのです。したがって、コミュニケイションが下手であり、そこからくる失敗が数え切れません。男性の参加を求めているのだが、ボランティアとしては手伝ってくれるのだが「事務局長」などの責任のあることは嫌がる傾向があり、どうもうまくいきません。
　だから、ダイナミックな事業展開や役所との協働事業ができないのが問題です。
【Ｃさん＝男性】団塊世代の男性は長い間の会社勤務で「会社人間」になっています。この最大の特徴は、「指示待ち」であること、「自分で考え汗をながすことがない」ことです。
自分の団塊は男性が7割、女性が3割です。男性は自分で門戸をたたかず、奥さんにつれてこられたりする、自分のたな卸し、リセット、自分に投資をすることが必要なのではないでしょうか。また、役職の高かった人は女性を蔑視する傾向にあることにも注意することが必要です。
NPOは「夢実現機構」であり、自分のやりたいことを見つけることを先にして、そのツールとして活用すればよいのです。1歩踏み込むと、違う世界が見えてくるのですが、男性はなかなか踏み込まない、という点が問題です。

• 田中尚輝 さんの日記
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• at 16時55分