|
先週、大阪市立大学大学院の柏木宏教授に招かれて院生に「団塊の世代とNPO」というテーマで講義をしました。
その中で、私は団塊の世代は3つの挫折を味わっていると話しました。1つは、全共闘などにより異議申請の失敗、2つは、50歳前後に味わった企業からの切捨て(空白の10年間による「リストラ」)、そして、忘れてならない3番目は大学に進学できなかった85%もの中卒、高卒の人々の挫折です。
この話をしましたら、院生から「もう1つの挫折が待っている」という発言がありました。それは「熟年離婚」だというのです。
たしかに、「熟年離婚」は最近のテレビ番組で高視聴率を確保しました。夫婦二人で、この番組を観た家庭も多かったでしょう。その妻の側が現実の問題として離婚を考えているのではないか、と感じながら観た夫はどれだけいたでしょうか。この離婚は来年から具体化し、急増するでしょう。それは、団塊の世代が60歳になるという理由だけではなく、年金法が変わり、妻の年金受給権が明確にされ、半額を受給できることになるからです。
私の友人の、その友人の弁護士が言っていたそうです。「いま、離婚相談を100件ほど抱えている。しかし、来年まで待つように、といっている」というのです。これは年金問題があり、財産分与が簡単になるからです。多分、来年からは熟年離婚が大量にでてくるでしょう。これが団塊の世代の「第4の危機」なのです。
ただ、これをビジネスチャンスに変えることもできるでしょう。なぜなら、熟年離婚の大量発生は、熟年結婚を生み出したり、友人関係を豊富にするようなビジネスが繁栄することになるからです。
- 田中尚輝 さんの日記
- (その他)-(その他)
- at 19時11分
|