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2018年09月05日

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NPO法人 日本ゴールド倶楽部 の仲間たちの日記

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2006年02月20日

ミクロ・ネットワーク事業を創出

元気シニア自身によるシニアビジネスへの試みをいくつか紹介しましょう。
曽根清次さんは社団法人長寿社会文化協会(WAC)の初期からの有力な会員なのですが、五一歳で大手電機会社を早期退職しました。そして、奥さんとともにパソコン教室を中心とした事業を立ち上げました。そして、いくつかの教室を開設したり、お得意のパソコンで企業からの名刺作成の仕事を受注したりしています。
そのようなことをしている間に環境がかわり、それに対応するビジネスを展開するようになります。たとえば、パソコン教室は立派な教室を自前で用意しなくとも、商店街の活性化のために提供してくれる空きスペースや廃業したお店、また、スーパー銭湯のお客を対象に、NPOが開設したたまり場(生きがいデイ)のコーナーでパソコン教室を開設できないかというような依頼が続きます。この対応をしている間に六つの教室ができてしまいました。今後はもっと勢いがついていくことでしょう。
 ところが、これに対応するには、曽根さんと妻だけで対応していたのではとても足りません。この講師の人材を曽根さんの教室にきていた生徒を活用するのです。いずれも定年退職をした人たちや専業主婦たちですから時間的な余裕もあり、丁寧な先生として生徒たちから喜ばれています。
 曽根さんのこの事業の成り立たせ方にソフトがあります。これを名づければ「支払い能力主義」とでもいえばよいのでしょうか。教室を借りるときにも、人件費にも相手のいう金額ではなく、稼いだ金額の割り振りしか支払わないのです。
まず、パソコン教室の生徒の一時間当たりの受講料を一〇〇〇円と設定します。その内の二〇〇円を会場使用料、人件費を四〇〇円と決めて、それしか支払いません。つまり、場所代についても、講師をするインストラクターについてもその支払い額を変動費用とします。つまり、相手に料金の主導権があるのではなく、こちらの入金によって処理をするのです。したがって、赤字になることはないわけです。
 このような活動をしながら、曽根さんは商店街のホームページ作成、自分史をつくるソフトの普及、WAC本部のホームページ(http://www.wac.or.jp/)のメンテナンスや「WACつうしん・メルマガ版」の発行や管理作業も請け負っています。
 そんなに儲かっているわけではありませんが、結構忙しく、好きなことをして生活が成り立っているわけです。WACのメンバーも曽根さんにはパソコンを教えてもらったり、自分の活動をネットワークの中に組み込んでもらったりしてお世話になっています。(曽根さんの活動については、(http://www.wacnc.net/sone/)

  • 田中尚輝 さんの日記
  • (その他)-(その他)
  • at 18時56分

シニアビジネスは男がつくる