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2018年09月05日

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2006年11月28日

「たまり場」の必要性と多様性

団塊シニアが60歳を迎える「2007年」問題が間近になってきました。男性がリタイアすると一番困るのが、“行くところがない”ということなのです。会社につとめることだけが生活であり、「ライフ&ワーク」バランスが完全に崩れた生活を40年間も続けると、そこから解き放されると何をしてよいかわからなくなります。
 そして、家でゴロゴロして「粗大ごみ」、妻の後についていくしかなく「濡れ落ち葉」といわれるようになります。この結果、妻の側が「亭主在宅ストレス症候群」になってしまうという社会問題をおこしてしまうのです。この解決にとって最もよいものは、何時でも行ける「たまり場」をつくることです。
 このたまり場は、常設でなくともかまいません。新潟県には「地域の茶の間」という月に数回開催する茶の間が1000箇所もあります。また、たまり場としての意識がないのですが、コーヒ店のドトールの朝は、高齢者がたくさんあつまってきます。これもここで知り合いがでてきてくればたまり場といってもよいのではないでしょうか。人が集まる場(流通関係など)には、企業としてたまり場を設置することも顧客の囲い込みに意味があるでしょう。
 昨日(11月26日)、世田谷区のNPOが主催する「団塊シニア」問題の学習にいきましたら、参加者からつぎのような楽しい「たまり場」の情報を教えてくれました。それは「坊主バー」というもので、僧侶がバーを開催しているのです。そのチラシには「中野・坊主バー 開店3周年記念プレ・イベント」とあり、“酒力本願”、「坊主バーが世に問う―こんなんでええんかい!」(親殺し 子殺し いじめ 自殺 ひきこもり ニート ホームレス 格差社会 企業組織犯罪 核兵器拡散 憲法改悪・・・・こんな世の中に誰がした!)というような字が並びます。
 お寺を持たないお坊さんたちが、坊主バーを開催しているのです。この日の第3部には「鳴り物入りで、えんかい(宴会)」とあり、出演は鈴木君代(シンガーソング尼さん)とあります。
 私が注目したいのは、お坊さんの世界にも、「たまり場」をつくる動きが生まれていることです。人と人のコミュニケイションが薄れ、産業社会の歯車にされてきたことへの反撃がでてきているのです。さまざまな「たまり場」ができることを期待します。
こうしたことは、ビジネスチャンスにもなっていると思いませんか。

  • 田中尚輝 さんの日記
  • (その他)-(団塊世代)
  • at 19時22分

シニアビジネスは男がつくる