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2018年09月05日

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全員 › その他 › 団塊世代

2006年12月11日

団塊世代は、あくまで「個人主義」

ここのところ【2007年問題】があって、団塊世代問題の講演の依頼や研究会が多くなってきています。私は、そこでの議論を通じて、つぎのようなことを感じました。
 まず、団塊の世代的特徴といわれるのは、?時代の先端をいく(「人生50年時代」から「80年時代」など)、?異議申請を平気でおこなう世代(「全共闘」世代)、個人主義(恋愛結婚が見合い結婚よりも多くなった世代)などです。このような傾向を指摘すると会場にいる団塊の世代から、必ず意見がでます。「自分は団塊の世代だが、この世代を一纏めにいうのは間違い。私は他の人と違う」というのです。
 確かに世代的特徴があるのは紛れもない事実なのですが、他方において同じ人間は誰もいないわけで一人ひとりは違う存在なのです。ことに団塊の世代は、大きな人口的な塊をしているために、これまでビジネスの対象(顧客や労働力として)、また、大量の人口のために学校の大量に教室を増やさざるをえない、その上、それ以前の人々には理解しがたいすべての既存の価値観の破壊をめざす全共闘運動などを華々しく展開してきた層として、殊更に世代的特徴を強調されてきたきらいがあります。
 そうした人々が60歳を迎え、だんだんと企業のくびきから離れ始めます。こういう団塊の世代をビジネスやNPOの側が獲得するためには、「層」や「塊」としてみるのではなく、個性ある一人ひとりの人間として対応しなければ失敗します。何といっても「個人主義」を打ちたて、その実践をはじめた最初の世代なのですから。

  • 田中尚輝 さんの日記
  • (その他)-(団塊世代)
  • at 12時08分

シニアビジネスは男がつくる