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2018年09月05日

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2007年02月13日

男性の料理教室

最近、コンビニの弁当売り場は、高齢者でにぎわっています。コンビニというのは若者文化の1つのように生まれてきましたが、いまでは一人暮らし高齢者が主要なお客さんになっています。このような食事をしている高齢者は防腐剤が多く入った食事を1人で黙々ととっているわけで、この状態を想像するだけで寒々としてきます。
 ところで、先日、品川区主催、東京ガス、社団法人長寿社会文化協会が協力する「男の料理教室」に挨拶にいきました。対象者は60歳以上、一人暮らしか高齢者二人くらいなのですが、これまで料理の体験の無い人、少ない人たちです。品川区は社団法人長寿社会文化協会の提案によって、高齢者の栄養問題が深刻であることに気づいて、この企画をスタートさせました。いつも30人の定員がオーバーしていると担当者は言っていました。
 この研修は毎週1回、計6回で終わるのですが、買い物、料理、食べることをすべて自分でおこないます。勿論、レシピは東ガスの料理の先生の指導です。5回は自分で作ったものを自分でたべ、6回目の卒業研修は、自分でつくったものを人(高齢者デイサービスの人々)に食べてもらうことで終了します。
 私は、挨拶をしながら考えていました。こういう人たちがグループをつくって、地域社会で食事サービスを展開すると高齢者の食事の事情も変わってくるのだが、ということです。1人暮らしということは「家族」がない、ということです。それを「擬似家族」として地域社会が支えるのです。食の部分は、家族機能の大きな分野であり、このことを地域社会で対応できれば、暮らしやすい社会になるのではないでしょうか。
 このことをシニアビジネスの観点からいえば、「防腐剤」のはいっていない料理の生産を企業がおこない、その配送をNPOが請け負うということが可能です。
ことにNPOには資本がないために厨房設備を自力で持ち得ないのです。しかし、高齢者の食事の問題点が最もわかっているのがNPOですから、設備費が必要な部分を企業がおこない、配送をNPOがおこなうという協働(コラボレイト)は十分に成り立ちうるビジネスチャンスだと思います。

  • 田中尚輝 さんの日記
  • (その他)-(団塊世代)
  • at 21時59分

シニアビジネスは男がつくる