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2018年09月05日

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2006年09月25日

崩れ去る子どもたち060925

安倍内閣がスタートするが、その中心的な課題に据えているのものに教育問題があります。ところが、安倍さんの主張、『美しい日本』を読んでみても、どうもトンチンカンな気がします。
 私の知り合いの小学校の校長先生から、下記のようなメールをいただいた。これについて、意見を欲しいということなのだが、読者の皆さんなら、どのように答えるだろうか。
 子どもの世界が崩壊してきている。これは、親の世代の崩壊の反映であるのではなかろうか。みんなで考えなければならない課題ではないだろうか。(以下、校長先生のメールです。) 

「うちの子は笑わないんですよ。」という話を聞いて、どうしても信じられない 気持ちでした。
 私は、携帯電話が普及してきた10年から5年ぐらい前に生まれた、つまり、現在の小学1年生ぐらいの子どもたちの育ちに異変を感じています。人間の言葉が通じないのです。
 友達の筆箱にクレヨンで落書きをしました。落書きをされた子は、泣いています。担任の先生が、落書きをした子に近づいて、「○○ちゃんが悲しんで泣いているよ。ごめんなさいしましょうね」と注意すると、素直に聞くどころか、注意した先生の腕に落書きをしたのです。これは異常です。
 子ども家庭支援センターに親子で参加している若いお母さんの間にも授乳しながら携帯をしていたり、子どもを遊ばせておいて携帯に夢中になっている人がいます。
 子どもに笑いかけたり、話しかけたり、あやしたりしながら子どもを育てるのではなく、子どもとの間に携帯やテレビを持ち込み、子どもとふれあい、直接関わり、感情を共感し、共有し、心が満たされる人間的な子育てをする割合が、どんどん少なくなってきて、人間として成長する上で最も大事な土台である愛着形成、基本的信頼関係が育てられない親子関係になってきている感じがします。
 これが大なり小なり一般化して、おかしいとも、変だとも、思わなく なって、子どもに異変が起きていることにも気がつかなくなっているように思います。  これが大変恐ろしく思います。
 毎年、当市の小学校校長会で学級崩壊にならないように、多動で、周りの子どもに暴力をふるったり、担任以外の誰かがついていないといけない、特別支援教育の対象になる児童の数を調べてきました。
 年々、増えています。
 平成14年 78人
 平成15年 89人
 平成16年 127人
 平成17年 146人
 平成18年 164人です。
 これまでの子どもの成長発達の異変とは、質的に違う何か重大な異変が起きているように思えてなりません。少子化、情報化(メディア漬け)、孤立した子育て、大競争・格差社会の大波の中での子育て・教育の困難さは、人類はじまって以来の未経験の困難さに直面しているのではないでしょうか。
 時代の変化なのだから仕方がない。これがふつうなのだ。と思ってしまって、このことに気づかない危険な事態になっているように思えてなりません。
 これが私の乳幼児期からの子育て支援の社会的仕組みづくりを、優先的に進める考えの根底にある時代認識です。

  • 田中尚輝 さんの日記
  • (子ども)-(その他)
  • at 20時06分

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