この検定を企画した背景は2つ。
1.レコード文化の素晴らしさを熟知した人材を作る。
日本のレコードの生産はここ10年厳しい環境が続いている。
原因は3つ。
1) 従来の主客層であった若年層が減少していく中、
団塊世代などへの幅広の商品開発が遅れた。
2) 音楽配信やネット通販も始まり、若者はネットに流れた。
3) ヒット商品に代表される売行き良好商品を主に扱う店舗が増え、
販売経験も商品知識も少ない販売員では、多様な顧客ニーズに対応できなくなった。
CDレコード検定を行うことにより、レコード文化の素晴らしさを熟知したスタッフの育成し、
幅広いジャンルの需要に応えられる人材を育成する。
2. レコード学芸員として団塊の世代が活躍できる場を作る。
団塊の世代の音楽回帰が本格化している。
この世代は日本のレコード文化の歴史そのもの。
フォークの台頭やロック旋風など新しい音楽と共に時代を刻んできた。
レコードを通じて自分たちの言葉で音楽の薀蓄を語ることに生きがいを見出し、仲間を求める。
音楽は過去から現在に至る大きなうねりのように引き継がれる文化。
レコード文化の育成発展に団塊の世代が果たす役割は大きい。
生涯学習としてレコード文化を体系的に習得し教養を高めると共に
次の世代にレコード文化を語り継げる人員として活動分野が広がる。
レコード文化を普及する知識・技能認定者として団塊世代「レコード学芸員」の誕生が楽しみ。
- 前田出 さんの日記
- (その他)-(検定)
- at 13時26分
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