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2018年09月05日

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2006年04月11日

最年長投手の戦略?

 ジャイアンツの工藤公康投手が2勝目を挙げ、またセリーグ最年長勝利記録を更新した。
来月43歳になるとういう工藤投手は、ジャイアンツの最年長出場記録保持者でもあり、今後その他の最年長記録も次々塗り替えそうな勢いである。なぜ彼はこんなにも長く現役を続け得るのだろうか?
私が人に「戦略的であるとは何か」と問われれば必ずテレビで見た工藤投手のある話をする。

 工藤投手の愛弟子、海の向こうシアトルマリナーズでこれもまた今年大活躍している城島捕手。数年前、福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)でバッテリーを組んでいた二人の毎日を追いかけたドキュメンタリー番組があった。工藤投手の全てを学び取ろうとする城島選手は、遠征先のホテルで毎晩のように工藤投手の部屋に押しかけ「こういう時はどうすればよいのか」「昨日のゲームはどうするべきだったのか」等、他投手の登板試合のプレーも含めて質問を浴びせていた。工藤投手は実に丁寧に城島選手に指導していた。そこまで密着してコミュニケーションを重ねても、いざ試合になると、ここぞという時には工藤投手が合格点をあたえるようなリードができない。工藤投手がマウンドで首を振るシーンが続いた。首を振った投球(城島選手のリードではなく、工藤投手の考えた配球)で見事打者を打ち取るシーンが続いた。

 そんなある日、試合中、工藤投手は城島選手のサインにいっさい首を振らなかった。同点で迎えた中盤、ランナーを背にし、バッターは4番。城島選手が考えに考え抜いた一球は見事にはね返されホームランを打たれ、負けてしまう。その夜の反省会、城島選手への工藤投手の第一声。
「なっ、打たれたろ」
打者と違って先発投手は1年間、そんなにたくさん出場するわけではない。1勝か1敗かは、死活問題だ。たった一敗、一球で引退を決意することもある。それをいくら城島選手を育てるためとはいえ捧げるとは。工藤投手は目的より情を優先する選手なのか?
 (次週に続く)

  • 鏡渕 敬 さんの日記
  • (その他)-(その他)
  • at 18時37分

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