本日(5月22日)に、いよいよシニア団体の総結集の場である「地域創造ネットワーク・ジャパン」(於いて、霞ヶ関ビル、15時より)がスタートします。この組織は、企業側からいえばアクティブな顧客の形成であり、これとの連携に大きな意味があることになります。
さて、この地域創造ネットは、当面は全国に100箇所、将来は数万箇所の「地域センター」を配置します。企業でいえば、支店、営業所を開設することになります。この予算を全国センターがいかほどに用意をしているかといえば「ゼロ」なのです。企業にとっては考えられないことでしょうが、NPOにおいては可能になるのです。ここで全国センターが何もしていないのかといえばそうではありません。100箇所の事務所は連合本部との協議により無償で提供する、といった環境整備をおこなっています。
とはいえ、各地で事務所を経営するには管理費だけでも少なくとも年間500万円程度は必要です。このお金を確保するのは、じつは地域センターのリーダーたちなのです。このリーダーが少なくとも数百人いなければ地域センターの開設・運営は不可能でしょう。この人たちは実在するのでしょうか。答えはイエスです。
今回の地域創造ネットのスタートにあたって全国3000団体のNPOのネットワークが形成できるのですが、ここに少なくとも3000人のリーダーがいます。その中で余裕のある団体のリーダーが、まず、地域センターの責任者を引き受けてくれることになるでしょう。
次に私が期待しているのは、団塊の世代です。2007年からリタイアしてくるこの人たちはエネルギーに満ち溢れています。企業の中で鬱積していた才能とエネルギーを爆発させる場が、地域社会とNPOビジネスの場にあるのです。
新しいリーダーの出現に期待したいと思います。
- 田中尚輝 さんの日記
- (その他)-(その他)
- at 19時06分
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