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2018年09月05日

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2007年01月01日

2007年を迎えて

いよいよ2007年の幕が開きました。私にとっては20年間程度待ちに待った年の新春を迎えました。
 この年こそ、シニアビジネスや、そして日本が大きく変わる節目になります。これから3年間にわたって60歳を超える人(昭和22年〜24念生まれ)が670万人、それに続く2年間生まれの計5年間で何と1100万人にもなり、人口の約1割が続々と60歳の坂を超えます。
 高齢者雇用の法律が変わり、企業は65歳程度までの再雇用をしなければならないので、多くの人が退職するわけではないのですが、本年からは大きな節目を迎えます。
 何といっても個々人にとっては「還暦」です。それぞれの人にとって自分の身体や知識についてはそれ以前との差をあまり感じないでしょう。身体の大きな変化を感じるのは70歳を過ぎるころのようです。
 ただ、人生の最後を考えなければならない時期にきていることは確かなのです。ことに多くの企業人間であった人々にとっては、再雇用されたとしても、その世界は60歳以前とはガラリと異なっているでしょう。いままで後輩であった人物の下につかなければならない、報酬も3割から5割まで削減されるのが普通です。このことは大変に苦痛なことで、ことに自分の能力に自信を持っている人ほどショックは大きいようです。
 大企業に勤めてきた人にとっては、60歳になっても辞める踏ん切りがなかなかつかないようです。それは、経済的な問題というよりも「辞めて何をするか?」の整理がついていないからのようです。「毎日が日曜日」ということを想定できないのです。そして、企業から見捨てられたことを感じながら出勤するという毎日が続くことでしょう。そこでは出世はありえず、禄を食んでいるからの扱いをされるからです。
 そこで、提案があります。60歳を超えたら土、日を活用して、週に4時間程度は地域社会の活動やボランティア活動に参加しませんか。企業だけで社会を構成しているのではないのです。家庭は主婦のアンペイドワークによってなりたっています(年金の夫婦分割が実施されるので、これまでのようにアンペイドとは言えなくなるかもしれません)。そして、地域社会には自治会やさまざまのサークル、あるいはボランティア団体がお金儲けとは別次元でうごめいています。まだ、これらの団体の多くは女性の主導権ですが、企業で蓄積したソフトを少しばかりこのような場で活かしてみませんか。
お金儲けだけが人生ではないのです。お金を目的としない大きな広がりが社会の中にあるのです。そして、そうした場がじつは企業が気づかなかったビジネスチャンスを生み出しているのです。団塊の世代は本来企業に使われるだけで終わる世代ではないはずです。60歳を迎えて人生の翼を広げて、地域社会に飛び込んでみませんか。

  • 田中尚輝 さんの日記
  • (その他)-(その他)
  • at 14時47分

シニアビジネスは男がつくる