なんともショッキングな報道が1月29日に各紙に掲載されました。それは、75〜84歳では、女性は夫がいる方が死亡リスクが2.02倍であり、他方、男性側は妻がいる場合にはこのリスクは0.46へ低下するというのです。これは、愛媛県東温市(松山市の隣)の3100人をベースにして5年間を追いかけた科学的な調査であり、全国的に共通すると思われます。
いやはや、妻は夫と死別するか、離婚したほうが長生きできるが、夫は妻がいなくなると数年間で死亡し、妻が健在だと長生きできるということです。
これまで夫がリタイアして在宅時間が長くなると妻の側が「亭主在宅ストレス症候群」になるという指摘がされていましたが、その結果、生命まで短くするようでは男として黙っているわけにはいかないでしょう。
妻の死亡リスクを避けるためには、男たちがリタイアしても、在職時代と同じく、外へ出て活動し、妻の負担を軽くする以外にありません。「男たちよ、地域へ出でよ!」です。
このことをシニアビジネスの観点からみれば、男たちを「人材派遣」のような形で活用することができる、あるいは、コミュニティビジネスへの参加を仕組む、あるいは、カルチャーや旅行という機会を多様に提供するということでしょう。
男たちに警鐘を打ち鳴らし、シニアビジネスの顧客としましょう。
- 田中尚輝 さんの日記
- (その他)-(団塊世代)
- at 18時49分
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