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2018年09月05日

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NPO法人 日本ゴールド倶楽部 の仲間たちの日記

鏡渕 敬 › 日付順

2006年03月14日

コミュニティネットワーク?

 地域の市民活動の場には“カリスマ”とも言えるリーダーがいる。
地場の企業の社長さんたちがそうであるように、NPOのリーダーたちも実に個性的で義理人情にあついリーダーシップに優れる方ばかりだ。私が初めて出会ったNPOのリーダーは東京都の西武池袋線方面で福祉系のNPOを率いる「Yさん」。当時私たちは不動産事業者とNPOのコラボレーションによる高齢者住宅、「福祉長屋」の構想を実現すべくNPOをまわっていた。「不動産屋となんか組めるか!」「私たちを利用して金儲けをするつもりか!」等とNPOの方々に言われ各所で門前払いされた。そんな中初めて私たちの話を聞いてくれたのがYさんだった。彼女は私たちの構想を目を輝かせながら聞いてくださり、「是非実現させましょう。」と言ってくれた。Yさんは若い頃から福祉の世界に携わってきた方で、自らの報酬はおろか、家族よりも地域福祉を優先し市民活動に身も心も捧げてきた方。そんなボランティアの塊のような人が営利企業とのコラボレーションに最初に乗ってくれるとは・・・・・・・。結局「福祉長屋」の第一号はこのYさんのNPOと開始することになるのだが、その間、私は彼女に実に多くのことを教えられた。
その中でも特に大きいのは「自らの内に理念を持つこと」の大切さだ。
営利セクターに所属していると自らの行動規範のガイドラインはある程度組織が教えてくれる。しかし市民活動の場ではそもそも行動規範となる「組織の目的」から考えなくてはならない。その点Yさんには明確な行動規範があっていつも驚かされる。揺るぎない理念をもっている。その割には細かい戦術、プロセスにはこだわらず実に多くの人の意見を聴く。したがって彼女には営利が悪で非営利が善などどいうステレオタイプな偏見がない。だから私たちの話を聴いてくれたということが後になってよく解った。
市民活動のコミュニティネットワークにはこんなリーダーがたくさんいて、彼らの理念を実現するための営利企業とのコラボの機会が数多く潜んでいる。

【参考】
特定非営利活動法人 市民福祉団体全国協議会
http://www.seniornet.ne.jp/

  • 鏡渕 敬 さんの日記
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  • at 18時33分

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