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NPO法人 日本ゴールド倶楽部 の仲間たちの日記

鏡渕 敬 › 日付順

2006年03月21日

樹木葬 〜花に生まれ変わる仏たち〜

ちょっと前に仙台の介護NPOの方から、岩手県一関の「樹木葬」の話を聞いた。
樹木葬とは墓石の変わりに樹木を自らの墓標とする埋葬の方法である。希望者は生前から自分の墓地を予約・購入する。無機質な石の塊に比べ、生き物である樹木に死後の魂を託すというロマンチックな話。仙台のNPOの利用者は、樹木葬のために、住み慣れた街を離れ、わざわざ大阪から引っ越してきたらしい。(本当は一ノ関に引っ越してきたかったが、適切な住宅が見つからず仙台に居を構えた。)
機会あって、先週この樹木葬を主催している一ノ関長倉山知勝院の千坂げんぽう住職にお会いしお話をうかがった。前述の大阪からの女性のように、樹木葬をしてもらうために全国各地から一関市にたくさんのシニアが引っ越してきているらしい。
おもしろいのは一関に集まったシニアたちが仲間となり、自らの旅立ちの日に向けてさまざまなイベントを行っていることだ。「大綱引き」等の祭事や研修、座禅、コーラス等のレクリエーションなど予定がいっぱいである。そして最も大切な活動は自らが眠る予定の樹木葬墓地(里山に設営されている)の環境を守り育てることだ。これらを目的が同じ仲間と協力して行っていく。ある人は「お墓を買ったら付録にお友達がついてきた」と言っているらしい。旅立ちの日という人生の最後のイベントに向かって新たな地域コミュニティをつくり活動する。さしずめ「寺院と檀家」の現代的再編成とでも言おうか。
このような活動をマーケティングと結びつけて結論付けるのは不謹慎なので控えるが、ご住職のお話からは多くのヒントをいただいた。

【参考】
樹木葬 〜花に生まれ変わる仏たち〜
http://dm18.cside.jp/~s18067-1/

  • 鏡渕 敬 さんの日記
  • (その他)-(その他)
  • at 18時35分

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