まずは、自分を守ることから考える。
そんな歳になってきた今日この頃。
やらないといけないことは山積みなのに、
相変わらずのぐうたらな休日を過ごしていたら、
まえぶれもなく、パンチをくらった。
と同時に、自分の人生を考えてしまった母親からの電話。
「あのさ〜、マルチ豆様さ〜。ちょっと話があるのだけど、ムフフ。」
私の名前になぜか“さん”や“さま”を付けるときは、
たいてい良くないことだ。
(なぜなら、私が母親に頼みごとをするとき“母上様”と呼ぶから。
そこは親子です。)
「な、な、何さ。」
「あのさ〜、見合いをしてみる気ない?ムフフ。」
あっちょんぶりけー!!この私が見合い?!たまげた。
日頃から、男はまだかまだかと、うるさかい母だが、
ここに来て、具体的な作戦を練ってきたか。
母と私は良く対立する。
私は結婚相手を見つけるために会社に入ったと、
プチフェミニストな私に向かって豪語する母。
母の前では過去20年間の男女共同参画の歩みは蹴散らされる。
昔は、モテてモテてしかたがなかったと自慢する母。(絶対うそ)
「母さんの子ならモテるはずなんだけど、おっかしいね〜。」と、
年頃の娘が傷つくコトバを楽しげに言う母。
母が若かりしころは、女性が働ける職業は限られていたので、
しぶしぶ(?)保育士になってそろそろ定年になろうとしている。
バカ娘二人を育てるために、がんばってきた母が、
あの頃、女性が働き続けるということは、結構めずらしいはずなのに、
このあたりの話は、全く噛み合わない。
「同僚の若い人は市町村の主催するお見合いパーテーで結構、
結婚相手を見つけてるんだって。今度あるから、あんたも申し込め。」
「その日は、講演会に行くからダメ。」と言うと、
「ふ〜ん、あんたと同じ名前の同僚はこの前、
彼氏がいないって嘆いていたから、
家の娘もいないんだよ。同じ名前同士なんかあるねって話してたら、
この前その人から、実は今度結婚するんですって、言ってきたよ。
だまされた。」
嗚呼、この会話なんとかしてくれ〜。
それでなくても、三十路を前に自分の将来を考えると、
どう生きるべきか悩んでどうしようもなく、動悸が走るのに。
ちょっとは、世界平和を真剣に考えてくれ。環境汚染を嘆いてくれ。
娘を思いやってくれ。
「その見合いの相手さ、38歳なんだって。ちょっと年上すぎるかね?
ま〜考えといてね。じゃあねー。」
私の返事はと言うと、
「そ、そう。ちょっと考えとく。」
って、まんざらでもないんかい、ワタシ。
- マルチ豆 さんの日記
- (その他)-(その他)
- at 14時48分
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