三十路を前にして、焦っているというわけではありませんが、
出張したときに体験した哀しく切ないお話です。
少し前になりますが、泊りがけで松本へ出張しました。
松本にはおいしい食べ物屋が多く、
私も早速、得意のお一人様で、あるこじゃれてモダーンな
中華レストランへ入ったのです。
しかし、座っただけで、チャージをとられる所とは知らず、
「しまったー!座っただけで金をとる所か。」と
席に着いてしまったことを後悔。
小心者だから、そういうときに帰れない。くっそ〜です。
とりあえず、腹をくくって炒め物と飲茶、そして本格中国茶
(種類を忘れる)を注文。
この時点でワタシのテンションはかなり急下降しておりました。
ひととおり注文の料理を食べ終え、
食後にサービスで出てくるジャスミンティーを飲んでいたら、
そのレストランのシェフが出てきて、
「これ、サービスです」と笑顔でデザートの甘い飲茶を持ってきてくれた。
コレッテドウイウコト?
そう言えば、さっきからシェフにじろじろ見られてたような...
あっ、もしかして、
?もーすぐ三十路の大人な女がひとりで店に入ってきたことへのご褒美か
?もーすぐ三十路のさびしー女がひとりで店に入ってきたことへの哀れみか
私は断然、前者に決まってると、お得意のスーパー勘違いの中、
ものすごいルンルン気分(表現が古っ!)で、帰っていきましたとさ。
その話を、突然お父ちゃんになった友達にしたらば、
「それって、哀れみじゃネ」と一蹴ですよ。
しばらくして、自分の手帖を観たら、
その日の欄に「ちょーハッピー」と書いてあった。
ワタシ、せつねー!
- マルチ豆 さんの日記
- (その他)-(その他)
- at 18時57分
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