自分の書いていた日記を読み返してみる。
おいおい、自分のことばっかじゃん。
年取ることばっか嘆いてるじゃん。
これは、いかんいかん。
でも、最近は感動してないからな...
喜びナッシングだからな...
と、ふと俳優を目指し、北京の演劇学校へ入るために上京し、
オーディションを受ける日々の若者達を追ったドキュメンタリーを観た。
中国で俳優になるためには、芸術学院(日本で言うところの芸大だろうか)へ
入学することが一般的らしい。
そのために何段階ものテスト(オーディション)を受ける。
地方から来た若者は、学校付属(?)の地下寮に入居して、
ライバル達と寝食を共にする。
地下室なので、湿気はすごいし、陰湿だし、空気は悪いし、大変。
でも、彼らは、「旅行しに来た訳ではないから。」と笑い飛ばす。
中国は広大だ。人もいっぱい。例え演劇学校に入ったからと言って、
俳優に成る道を約束されてはいない。
中国の飛躍的な経済成長とともに、
エンターテイメントの世界も様変わりしようとしている。
この国が社会主義国だと言う事実を凌駕してしまうぐらい、
街には市場経済の象徴でのあるかのようなネオンが溢れ、
若者達は、夢を追いかける自由を謳歌する。
この国に住む人々が、この国の繁栄に追いつこうと懸命になる。
俳優になることは、「チャイニーズ・ドリーム」を満喫するための
“遠い近道”なのだ。
うん、から揚げ定食を食べて、満足している場合じゃないぞ。
デパ地下の試食コーナーを網羅して、喜んでいる場合じゃないぞ。
懸命に生きろ!ラン、豆、ラン!
- マルチ豆 さんの日記
- (その他)-(その他)
- at 13時54分
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