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2006年12月25日

愛知県知事選のうねり

愛知県知事選のうねり

 23日、来年愛知県知事選立候補予定者のマニフェストに基づく公開討論会を4つの市民団体が協力し、開催いたしました。私が参加しています愛知教育・子育てマニフェスト推進委員会も主催団体の一つです。私は4つの団体の事務局を努めました。今回は事前に公表したマニフェストをもとに自民、公明両党が推薦する現職の神田真秋知事(55)と民主党が推薦する石田芳弘前犬山市長(61)が激論を交わしました。

 選挙期間中の立会演説会などはあきらかに動員された聴衆ですが、そうではない聴衆を前に、二人の立候補予定者はなにを肌で感じ、討論したのでしょうか。新しい市民の力、「うねり」の予感は感じられたのでしょうか。各新聞社は立候補予定者の初の対決と大きくとりあげました。多くの時間をかけて、このような本格的なマニフェスト公開討論会を実現させた市民の力と行動力など、あまり関心はなさそうです。

 今回の愛知県知事選は、マニフェストの要件と共に、政策の質や中身が大きく問われるる選挙ではないでしょうか。愛知県の今後の方向性が大きく左右される選挙です。そして、私たち市民には主権者としての責任が突きつけられています。

 未来の社会を切り拓くのは、今の社会を生きている私たちの使命であり、今おきている多くの社会の課題から、私たちは未来の社会のあるべき姿がみえているはずです。行政セクター・企業セクター・市民セクターの3つのセクターの障壁をこえた役割分担のもと互いに協働をし、新しい社会システムをつくるためにはセクター内の自己改革が必要です。市民セクター内の自己改革、力量拡大とともに自治体改革が同時に進んでいくことが求められます。

 今回、本格的なマニフェスト公開討論会を実現させました。それはマニフェストの内容をみればわかります。今、現在必要と思われることをあきらめないで行動できるのがNPOです。愛知のリーダーとなるべき立候補予定者にマニフェストを公表させ、さらに政策論争を深めたこと、このことがアドボカシー運動です。NPOの存在理由はアドボカシーにこそある、といっても過言ではなく、NPOが社会や地域のあり方に政策提言することで、市民は社会参画力を増していくはずです。


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