田中尚輝 の新着情報

2006年03月30日

新刊4月20日発売『団塊シニアだから成功する!NPOビジネス』

 「2007年問題」を目前にして私のライフワークである「元気シニア」問題についてまとめた本を出版します。書名は『団塊シニアだから成功する!NPOビジネス 楽しく、働きながら、社会を変える』(学陽書房)という長ったらしいものです。4月20日には全国の書店に並びます。ここでは、「はじめに」から少し紹介します。


 いま、団塊の世代が六〇歳をむかえつつあります。膨大な人々が一挙に企業から去り、地域社会へ飛び出そうとしています。一九四七年〜四九年生まれの六七〇万人という「塊」が、そして、その前後を加えると約一一〇〇万人の人々の“民族大移動”の幕が切って落とされようとしています。
 本書は、こうした時代の転換期にあって、「シニア=中高年こそが社会を変える」ということを現実のものにする、そのパワーとネットワークを形成するためのものです。「シニアこそが、日本社会を人間らしい素晴らしい社会へ変える原動力をもっている」「お金だけに縛られる生き方ではない、社会を変えながら、やりたいことで食べていく方法を考える」、さらに「シニアの声を社会に届ける大きなネットワークを実現させる」これがこの本のテーマです。
 これまで日本社会においてはシニアに対する間違った見方がありました。まず、高齢社会は不安な暗い時代であり、高齢者は社会のお荷物だ、という考え方です。たしかに日本においては猛スピードで高齢化は進んでいます。しかし、このことは社会を暗く不安な時代に追い込むことなのでしょうか。私は高齢者問題に関心をもちはじめたのは七〇年代末のことでしたが、最初からこうした考え方に強い疑問を持っていました。そして、その後、市民活動として社団法人長寿社会文化協会(WAC)を一九八八年に設立し、全国的にシニアの活動を広げていく中でますますこの確信は強くなりました。
 もうひとつは、シニアの力量についての誤解です。果たしてシニアが社会を変えたり、創造することができるのだろうか、つまりシニアを「自立と連帯」を実行できる主体として信用しきれなかったのです。しかし、いま、市民社会をつくるために活躍している多くのNPO法人をつくり、支えている人々の大半が元気なシニアなのです。


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