埼玉県で福祉長屋が広がっていくので、社団法人長寿社会文化協会（WAC）のグループとして勉強会を開始した。会議の場所は浦和駅にある市民活動支援センターで、午後2時からの会議で4時に終わった。時間が中途半端だったが、久しぶりにあったのでビールを飲もうということになって駅前の赤提灯に入る。
　ここで驚いたのだが、ウィークデイの午後4時過ぎという時間帯だが、なんと店の中はシニアで大繁盛。それも男性ばかり。大変、驚いた。
　定年後のシニアの行き場のない状態をつくづく感じた。各地の図書館もシニアで満員だという。シニアの行き場がなく、エネルギーが沈殿している。
　こういう状況を打ち壊す動きがボツボツでてきており、団塊世代やシニア世代の社会参加が目立つようになった。「07年問題」は空振りだったが、ようやく動きが出始めてきている。だが、まだまだ酒場や図書館にたくさんのシニアがいる。これはNPO側が魅力ある活動の提示、働きかけ方が弱いからだ。しっかりやらなければならない。
　ビールはボランティア活動やコミュニティビジネスに参加した後に飲むのがうまいのだ。