田中尚輝 の新着情報

2006年11月26日

近畿に活き活きとしたWAC活動を

 私は20年ほど前に社団法人長寿社会文化協会の前進である団体をつくりました。AARPの日本版をめざしたものです。シニア団体の先駆的な役割を果たしてきました。私は考えるところがあって、10年程度前から中心的な役割から身を引いていましたが、今年から復活しました。以下、WACのメールマガジンで流す近畿でのWACの会合の報告です。

 11月23日、大阪梅田のマルビルにおいて近畿WAC会員懇談会が開催されました。これは近畿のWAC正会員、ポイント代表者に呼びかけたもので、近畿選出の石川、入鹿山、堀江理事、本部から田中理事が参加しておこなわれました。正会員、ポイント代表者側からは11名の出席(大阪、兵庫、京都、和歌山)があり、理事会側からの報告のあと活発な意見交換がおこなわれました。
 WACには、今回呼びかけていない賛助会員が多数いるのですが、そこへの呼びかけは正会員とWACポイントの体制をしっかりしてから、次の段階におこなうことにしています。
 まず、田中尚輝理事からつぎのような報告がありました。
 【報告】本年より『新生WAC』として活動を開始している。WACは元気シニアの社会参加活動を促進する老舗であり、大きな役割を果たしてきた。ただし、NPO法成立・介護保険法の施行以降、若干の停滞期に入っていた。ことに近畿においては、その停滞が激しかった。この要因の1つに理事会サイドが近畿の会員に働きかけをほとんどしてこなかったことにもよる。今後定期的(3か月に1回程度)こうした会員懇談会を実施し、WAC近畿ネットワークセンターを機能させていきたい。
 【新生WAC】は2つの課題をもっている。1つはWAC自身に力をつけ、元気シニアの中核として活動すること(このために、LOGカード、『ヌーヴェルエイジ』、そして、市民福祉団体全国協議会、地域創造ネットワーク・ジャパンへの協力など)である。幸いなことにWACの会員数減少には歯止めをかけることができ増加に転じつつある。2つは、日本社会を明るくしていくためにWACはシニアを中心として市民社会を形成し、介護保険制度やその他の制度、自治体のあり方を市民の側に向けていくことである。
 WAC理事会側としても、近畿の対策としていくつかの手を打っている。それは協力企業の開発、有力な活動的な個人への働きかけなどである。これまで、1人ひとりの会員まで理事会の意向を伝えてこなかったこと、会員の意見をWACの運営に反映できてこなかったことを反省し、新しい「近畿WAC」の形成を目指して生きたい。なお、近畿における連絡体制の構築については、石川、入鹿山、堀江、田中の4理事に任せてもらいたい。
 【意見交換】主要な意見はつぎのようなものでした。
・この間、WAC理事会側から働きかけがないので、心  配していたが本日参加して安心した。
・麻雀ポイントを実施しているが、前の主催者が辞めて しまったので、自分が新しく経営している。参加者が 固定化してきている傾向にある。
・自分は、新しく梅田で麻雀ポイントを立ち上げた。好 評で成功してきている。WACを知ったのはホームペー ジを検索してのことだ。たくさんのポイントが麻雀を しているのを知ってWACに入会した。WACはホームペー ジを参加型にしていく必要があるのではないか。
・町長を引退してボランティア活動に参加している。園 芸が趣味なので、そのポイントをつくった。老人ホー ムなどの慰問し、そこでボランティア園芸を実施して いる。もっと活発に動きたいので、WACとの連携を強 めたい。和歌山県のWACの実状を知りたい。
・成年後見の事業をしているが、シニアの生活設計とい う観点からのサービスが必要だ。いま、主に外資系の ダイレクトマーケッティングによる保険がシニアをタ ーゲットにしている。だが、その保険に入って、呆け て、保険の支払いをうけられるという状況になった場 合、どうなるのだろう。ほとんどの場合に、保険金は 払い続けるが受け取れるはずの保険金は受け取らない で終わるだろう。こうしたことにならないようにWAC は活動していくことも必要だ。
・介護保険事業をしていたが、もともとのボランティア 活動を中心にするために新しい団体をつくった。これ はWACの理念に近いものだと思うので、WACと連携した 活動をしていきたい。
・介護保険事業をしており、その多角化をはかってきて それなりの実績をあげてきている。ところが、制度の 改悪により経営が大変に苦しくなっている。大きな試 練を自分で買ってでたわけで、昔のボランティア時代 のWACが懐かしいが、ステップアップした中でのWACと して新しい道を切り開きたい。
・介護保険事業をしている。地域コミュニティの形成が 肝心だと思うので古い民家を借り上げ、助けあいデイ サービス、たまり場として運営している。こういうも のをたくさんつくっていきたい。
・社会福祉法人として育児をしている。社会福祉法人は 窮屈なので、WACとしてNPOをつくり、自由な活動も合 わせておこないたい。
 以上のような意見交換がおこなわれました。近畿にお いてもWACの新しい波が起こってくるようです。ご期 待ください。


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