『「悪党的思考」のすすめ』(中央アート出版)についてコメントをいただいた杉山千佳さんの原稿に私の紹介について間違ったところがありましたので、訂正して再掲します。
子ども系NPOで頑張っている杉山千佳さんが、「4つ葉プロジェクト」(間違い:「四葉のクローバー」)という「子ども・子育て政策の財源確保、制度化を働きかけている市民活動のブログ」に掲載していただきました。
なお、4つ葉プロジェクトは、下記をご覧ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/yotubaproject/
わたしのNPOの師匠、NPO事業サポートセンターの田中尚輝さんから、田中さんの新著をいただいた。
「『悪党的思考』のすすめ」(中央アート出版社)。
政府の委員会の委員になってメディア露出があがり、
周囲にちやほやされて、自らを「影響力の大きな人」と
勘違いして堕落していく人の話とか、
「誰のことだよ」と思わずそのページを読み上げて、松田さんと笑ったんだけど、ほんと、NPO業界の人にはおすすめです。
秀逸なのは、下記の部分です。
「NPOに参画する人の多くは現代社会において良識があり立派なのですが、同時に迫力がないのです。ですから、本来ならば社会を変える存在としてのNPOが、現状の社会を肯定し、現代社会の常識に従っている面が強いのです。
良家の「ぼんぼん」や「お嬢さん」のようなひ弱さを
もっているのです。
しかし、NPOが社会改革をする存在であるとすれば、現状の社会の常識を気にしない面構えを保持していなければなりません。
「悪党」というのは、鎌倉時代から室町時代にかかるころに登場した、楠木正成のような豪族集団のことなのだけど、田中さんは網野善彦さんの説を引用しながらこの「悪党」を21世紀に蘇らせようとしているので、
「漂泊の民」大好き、網野さん大好きのわたしなどは、
わりとすぐ「ピン」と来る感じなのだ。
わたしのイメージでいうと、そうねえ・・・
筆頭は、「もののけ姫」の「エボシ御前」。
「サラディナーサ」の主人公「サラディナーサ」
(きれいすぎか)。
戦国時代初期の「かぶき者」などもその類に入るの
ではないかなと思う。
そんなわけで、「ぼんぼん」や「お嬢さん」じゃ
ダメなのだ。
NPO業界でも、一番ひ弱で「お嬢さん」ぞろいの
子育て支援の業界。
そんなの、わかってるワ。
迫力がほしいなー。
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