私の単著では8冊目の本『NPOの資金づくりがわかる本!』ができて書店に並び始めています。
この本は、NPOの多くが資金作りに悩んでいますが、それをどのように解決していくのか、という内容をまとめたものです。NPOは「ノンプロフィット」なので、お金について感心がなくて当たり前という感覚があります。これは間違いで、「ノンプロフィット」の意味は「貨幣的剰余の私的分配禁止」ということであって貨幣的剰余(儲け)はしっかりとして、それを株主配当や役員手当てなどに配分してはならないということです。しっかりと儲けて、良いことに使えばよいのです。逆に言えば、しっかりと儲けないと社会によいことができないということです。
ところで、NPOにとっての第一の価値はミッションの実現であり、また「人間変革機関」(ドラッカー)であることです。ただ、このことを実現するためには資金がいります。このことに真正面から取り組んで書いてみました。
書き始めると、お金儲けとミッションの実現を一緒におこなうというのは大変に難しいことで、どのように説明すればよいのかと思い立ち止まることも多くありました。主に事業収入と寄付について力点を置きました。
お金を確保しようとするときに、それに取り組む個人の性格や組織のあり方がすべて投影されることになります。つまり、お金集めが人づくりであったり、組織を強化することと直結しているわけです。
私自身も、自分の書いていることすべてを実践できているわけではなく、自省をこめて書いた部分もあります。ぜひ手にとって見てください。
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